ゼノブレイド2と3と残るもの

※クロスは投げてます。1は未プレイ。

ゼノブレイド2を3が発売される前にあしかけ5年でクリアし、3は2月ほどでクリア。

 

世間の3の評価をみるとMOTHERの2と3みたいなカンジ。自分はMOTHER3、ゼノブレ2のが好み。

 

2で出てきた課題

なぜ2に5年もかかっているのかを問うたら、ゲーム自体の問題もある。(自分の問題もなくはない)

どうにも噛み合わせの悪い要素が多い。・最序盤のクエストでランダム要素が絡む。チュートリアルの役割なんだろうけど別の作業が発生して本来の目的とはって状態に。

・攻撃、防御、回復の3ロールでバランスよく戦うのがセオリー。なのに、初期の防御を担うトラ&ハナが強化の仕方が特殊でミニゲームをしなければいけない。でバランスが悪くなる。序盤から苦戦する。キャラ設定にもっていかれてる。

・戦闘がそれなりの複雑性のあるシステムなのにチュートリアルが1回きり。ほか仔細はTIPSにある。あるが端的でわかりづらいうえ、アイテムとしてばらまかれている。フィールドの広さにもっていかれている。

・力尽きたとインタビューで名言されてるUIが不親切で罠にもなる。クエストが消滅してるように見えてしまう。時間に以下同文。

・クエストは段階的目的に分かれて進行する。が、途中でブレイドのフィールドスキル不足で進行不可に陥りがち。ブレイド集めするか、いったんあきらめるかで歯切れが悪く、小骨がのどに刺さった気分になる。ブレイド設定にもっていかれてる。

レベルデザインが難解で障害を担いすぎている。上下方向に複雑な地形が多くて敵より障害していて迷う。それなりに移動の進行が担保されてるオープンフィールドのイメージを持ってると面食らう。

こと後ろ2つが原因で進まない場面が多かった。その苦労ぶん終盤あたりの話はひときわ魅かれたり。

廃墟嫌いだけど好き。

 

3の感想

2の課題がすべてクリアされている。UIはやや怪しいけども。

遊びやすさで言えば圧倒的に3ではある。

ポジティブ

・序盤からしっかりシステムがわかりやすくTIPSも見れる。

・システムがわかるので戦闘も上手くなりやすく、強化を目的に定めやすい。

・どこに行くかわかりやすい。迷う時間がない。

ネガティブ

・キャラの多さでPCが見づらい。キャンセルタイミングを見計らうのにカメラ操作が多い。

・レベルが上がり過ぎる。クエストがこなせるのでそれだけで必要なレベルを満たしてしまう。エンカウントを逃げるではなく、レベルを上げたくないから避けるになってしまった。そして収集アイテムが集まらない悪循環。

・スムーズなぶんムービーの間に移動・戦闘が入ってるという印象を抱いてしまう。

・チェインアタックのリスクがなくなり、頻度も増えたが、今度は時間を食いすぎる。体感プレイ全体の1割以上。途中での切り上げ、オーバーキルオフ設定は気づいたの後半。せめてもの時短にカーソルは中央をデフォにしてよと。

・クラスチェンジの促しとスキルツリーはUIのメンションが弱くて忘れがち。こっちから意識的にやらないといけない。

・フィールドBGMの印象が薄い。

・融合アーツにキャンセルをつなげれる優位性を持たせるのかと思いきや、中盤で全部にキャンセル解放される。(好みの問題とは思う)

・致命的なのが回復ロールを操作中にA長押しに味方の蘇生と納刀がアサインされていること。戦闘継続と放棄と真逆の命令なのに状況でこれが切り替わるのはダメでしょ。他の味方の蘇生が先に決まって自分が蘇生のつもりが納刀になって?に。ラスボスでこれに遭遇してとても萎えた。

 

掛け合いの面白い場面は多い。タイオンおまえ、かわいいかよっ!てなったり。にぎやかな戦闘(うるさい)はやっぱり楽しいし。

ストレスが減ったぶん、見返りが軽く受け取ってしまっていたような。苦労も面白さの一部ではあり、自分に今作のバランスが合わなかったのか。2もバランスがおかしいのを全く否定する気はない。

全体的に1と2が混ざって薄味になってるんじゃないかなあ。描写もボリュームが広がりすぎてちょっと薄いと感じてしまったり。命を背負ってが2回しか流れてなかったのも。2より評価が個人的に劣るのに感情のピークが2のニアと出会うところだったというのがあるかもしれない。

それでもこころに残るものは確実にあるのでGOTYにノミネートされているのは不思議ではない。